空全体を動かす、大きな指示を読む。
POLICY → WIND → CAPITAL → MARKET管制塔は、一機だけではなく、離陸・着陸、混雑、風向き、天候、滑走路など空全体を見ています。
市場にも、それに似た大きな存在があります。日本銀行、FRB、政府、財務当局。 発言や政策によって金利、為替、債券が動き、株式市場にも影響が広がります。
たとえば物価上昇が強すぎれば、金利を上げる、あるいは高い金利を維持する判断につながることがあります。
政策によって金利という風が変わり、資金という飛行機が航路を変え、その結果が出来高や株価に現れる――Chapter 2、3、4がここでつながります。
毎回この順番になるわけではありません。重要なのは、一つの指示が複数の航路を通って世界へ伝わるという考え方です。
銀行には追い風、高PERの成長株には向かい風になる可能性があります。為替を通じて輸出企業にも影響します。
そして市場がすでに予想していたなら、発表されても大きく動かない場合があります。
政策金利が据え置きでも、声明や会見の言葉から将来の政策への見方が変わることがあります。
市場は現在だけでなく、「次に管制塔が何をするのか」も考えています。
たとえば半導体産業への支援なら、対象企業だけでなく、製造装置・材料・電力・建設などへ影響が伸びる可能性があります。
🇯🇵 日銀は利上げ方向、🇺🇸 FRBは利下げ方向、日本政府は景気刺激策、米国政府は関税政策、産油国では供給政策――指示はいつも同じ方向とは限りません。
ここで再びChapter 2「風を読む」へ戻ってきます。
政策発表を見て、すぐ「買い・売り」を考えるのではなく、順番に観察します。
管制塔から新しい指示が出ました。金利が動き、為替も動き、レーダーを見ると飛行機が次々と航路を変えています。
ところが、全部の飛行機が同じ方向へ飛んでいるわけではありません。
次のChapter 12では、「周りを飛んでいる飛行機」を見ます。
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