上昇していることと、上昇が続くことは違う。
TAKEOFF → CRUISE → OBSERVE出来高が増え、重要な価格帯をブレイクし、VWAPより上へ。関連銘柄にも動きが広がった。
しかし飛行機は、いつまでも機首を上げ続けるわけではありません。必要な高度へ達したら、巡航飛行へ移ります。
値幅が小さくなっても、トレンド終了とは限りません。高度10,000mで水平飛行しても、飛行機は前へ進んでいます。
下がっただけでは上昇終了かどうか分かりません。出来高、VWAP、直前安値、関連銘柄、セクター全体を確認します。
株価は少し下落
出来高は減少
VWAP付近で反発
セクターは依然強い
株価下落
出来高急増
VWAPを明確に下回る
関連銘柄も一斉に下落
複雑な指標を見る前に、まず山と谷を観察します。
山も谷も高くなる。巡航高度そのものが少しずつ上がっている、と考えられます。
高値が切り下がってきたら、「以前ほど高度を上げられなくなっている」と観察します。
出来高は、市場参加者の活動量として見る。
出来高が減ったから「燃料切れ」とは考えません。上昇局面で増え、休憩局面で減り、再上昇時にまた増えるなら、巡航が続いている可能性を考えます。
勢いは弱くなっています。しかし、それだけでトレンド終了とは言えません。
再び出来高を伴って上昇するのか。横ばいになるのか。VWAPを割って戻れなくなるのか。安値を切り下げ始めるのか――次の動きを観察します。
ここでも、一つの計器だけで判断しません。
高値・安値の構造が維持され、複数の指標も大きく崩れていない。
「飛行は続いている」勢い低下、出来高減少、VWAP付近で不安定。
「計器をよく見る時間」重要な安値を割る、出来高を伴って下落、VWAPを回復できない、セクター全体も弱い。
「巡航という仮説を見直す」🔴は「売れ!」という命令ではありません。あくまで仮説を変更するサインです。
飛行は順調でした。高度も安定し、レーダーにも異常はない。
ところが突然、株価が急落する。出来高が急増する。為替が動く。先物も下がる。そしてニュース速報が入る。
空には、ときどき予想できない乱気流があります。市場にもあります。
次のChapterでは、「突然、空が荒れたとき」を考えます。
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