MACHIN'S PROBLEM FINDER観察票:NF-DM-01-jp

マーチンの問題探し

内需拡大は、どこで本物になり、どこで止まるのか。期待だけで飛ばず、家計から企業利益、そして株価まで、お金の配管に詰まりがないかを探します。

01 / FLIGHT PLAN

答えを当てる前に、問題を見つける

「内需株が上がった」ことと、「内需が拡大した」ことは同じではありません。株価の上昇が、期待・資金避難・業績改善のどれなのかを分けることが、この観察票の出発点です。
02 / SIX CHECKPOINTS

内需拡大を止める六つの問題

1

家計にお金が残らない

賃上げは物価上昇を超えたか?

見る数字:実質賃金、可処分所得、消費支出、客数・販売数量。名目金額だけの増加に注意。

2

売上が利益にならない

増収の中身は数量か、値上げか?

見る数字:営業利益率、原材料費、人件費、価格転嫁率。増収減益なら配管の出口が詰まっている。

3

政策資金が途中で止まる

予算は誰の受注になったか?

見る数字:予算執行、落札、受注残、元請けから設備・材料・地域企業への波及。

4

供給能力が足りない

需要があっても作れるか?

見る数字:人手、土地、電力、建設能力、納期、設備、技術者。受注増がコスト増に変わる場合がある。

5

株価だけが先に飛ぶ

利益予想よりPERが膨らんでいないか?

見る数字:PER・PBR、業績修正、出来高、VWAP、TOPIX相対強度、決算後の反応。

6

外から逆風が吹く

原油・金利・為替が利益を削らないか?

見る数字:原油、長期金利、円相場、輸入価格、海外需要。内需企業も海外要因から自由ではない。

03 / MONEY ROUTE

お金の配管を一段ずつ確認する

政策・賃金出発点
所得・受注実際に届いたか
消費・投資数量が増えたか
売上・利益利益率は残ったか
株価織込み過ぎでないか

途中の一か所でも流れが止まれば、「内需拡大」という大きな言葉と、個別企業の利益はつながりません。問題が見つかった場所こそ、次に調べるべき研究テーマです。

04 / SIGNALS

三段階の判定

信号確認できた事実判断
🟢 前進実質所得・数量・受注が増え、営業利益率も改善。上方修正と出来高を伴う。期待が実体経済と企業利益へ到達し始めた。
🟡 観察継続政策や賃上げはあるが、数量・受注・利益への到達をまだ確認できない。テーマは発生。ただし内需全面買いには進まない。
🔴 要注意実質購買力低下、増収減益、供給制約、割高化、計画延期が表面化。内需という看板と企業価値が離れている。
05 / OBSERVATION BOARD

今回の観察記録

各項目の現在地を選び、根拠となる日付・数値・企業名をメモします。記録はこの端末のブラウザ内に保存できます。

家計の実質購買力
消費数量・客数
受注・予算執行
企業の営業利益率
人手・電力・建設能力
株価と業績の釣り合い
06 / LANDING

最終判断

🟢 内需拡大

六項目の多くが前進し、利益への到達を決算で確認した。

🟡 入口

政策と期待はあるが、実質所得・数量・利益に未到達。

🔴 見かけ

物価または株価だけが上昇し、暮らしと企業利益は改善していない。

「内需株を探す」のではない。
内需のお金が、利益まで届く会社を探す。