揺れたときほど、 計器を見る。
SHOCK → RANGE → INSTRUMENTS → VERIFY株価が急落。日経平均も下落。ドル円も急変。出来高が一気に増え、ニュース速報が次々に入る。
そんなときほど、NIGHT FLIGHTでは観測手順へ戻ります。
5%下落しても、企業価値が5%壊れたとは限りません。個別銘柄だけか、業種か、日本市場か、世界市場か。まず 「どこまで空が荒れているのか」 を確認します。
ボラティリティは方向ではなく 値動きの大きさ 。急落だけでなく急騰でも高まります。
同業や市場全体も急落しているなら、A社固有の故障とは限りません。市場が平穏なのにA社だけ-10%なら、企業ニュースや適時開示を確認します。
突然+15%、+20%も異常な揺れです。ニュース、出来高急増、RSI上昇、VWAPからの大きな乖離――上方向でも値動きが大きくなっています。
急騰したから安全なのではありません。反対方向への動きも大きくなる可能性があります。
普段より異常に増えていないか。
大きく離れていないか。割ったあと戻れるか。
勢いや過熱状態に変化はあるか。
重要な価格帯を壊していないか。
風向きが突然変わっていないか。
新しい材料は? 一機だけか、編隊全体か。
特に⑥が重要。 最初の5分だけで決めず、市場がショックを受けたあと、どう消化しているかを観察します。
値動きは大きくなったが、重要な価格帯やトレンド構造はまだ維持。
観測継続。出来高急増、値幅拡大、VWAPを上下するなど。
判断を急がず、計器を重点確認。重要な安値を大きく割る、セクター全体へ下落が拡大するなど。
これまでの仮説を再検討。🔴=「売り」ではありません。 「自分の仮説がまだ正しいと思い込まない」 というサインです。
急落すると「もっと下がる!」。急騰すると「乗り遅れる!」。感情が強くなるほど、平常時に見ていた計器を見なくなりがちです。
激しい乱気流を抜けたあと、疑問が残ります。なぜ突然、風向きが変わったのでしょう。
その向こうには、ときどき巨大な存在があります。
中央銀行。政府。金融当局。
市場という空には、飛行機だけではなく、空全体へ指示を出す 「管制塔」 があります。
次のChapterでは、その管制塔を見に行きます。
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