02 / SHAREHOLDER VALUE | LEVEL 5

株主価値

中級|資金・希薄化・ランウェイ・成果をつなげて読む。

株主価値を見る基本構造

資金調達は、それ自体が目的ではありません。調達した資金を研究開発・M&A・設備投資・運転資金などへ配分し、企業価値へ変換できるかが核心です。

資金調達
→
研究開発・投資
→
企業価値の増加

希薄化を二種類に分ける

状態
価値創造型希薄化は起きるが、得た資金で研究開発や事業が進み、企業価値の増加が希薄化を上回る。
価値消費型資金調達を繰り返して株式数は増えるが、研究開発や事業価値が十分に積み上がらない。

5項目をつなげて読む

観察項目確認すること
調達額必要額との整合性
希薄化率発行済株式数に対する増加可能性
資金使途研究開発、M&A、設備投資、運転資金など
ランウェイ次の重要イベントまで資金が持つか
価値創造導出、治験進展、承認、売上、技術獲得につながるか

NANOの観察ポイント

4571 NANOでは、希薄化によって得た「時間」と「資金」を、次の企業価値へ変換できているかを追います。

資金 → 時間 → 開発進展 → 事業価値

調達だけを見るのではなく、その後の導出・提携・M&A・治験進展まで連続して確認します。

チェックリスト

□ 調達金額は妥当か

□ 希薄化率はどの程度か

□ 資金使途は明確か

□ ランウェイはどれだけ延びるか

□ 次の価値創造イベントは何か

□ そのイベントまで資金は持つか

□ 追加増資の可能性は低下しているか

一言でまとめる

調達 → 時間 → 開発進展 → 事業価値。

この航路がつながっているかを継続して確認する。