上級|資本が企業価値へ変換される過程を立体的に観察する。
上級では、増資の有無ではなく、調達した資本がどれだけ効率よく企業価値へ変換されるかを観察します。
元資料は数式による評価モデルまでは示していないため、ここでは定性的な検証枠組みとして扱います。
創薬では「時間を買う」こと自体に意味があります。調達によってランウェイが延び、その間に治験進展・導出・提携・技術獲得などの価値創造イベントへ到達できるかを見ます。
| 資金の使い道 | 後で確認する成果 |
|---|---|
| 研究開発 | 開発進展・治験進展 |
| M&A | 技術・事業価値の獲得 |
| 設備投資 | 事業基盤の強化 |
| 運転資金 | 次の重要イベントまでのランウェイ |
元資料が挙げている資金使途と成果を対応させ、調達後に実際の進展があったかを追跡します。
一度の調達だけで判断せず、次の重要イベントまで資金が持つか、そして追加増資の可能性が低下しているかも確認します。
価値創造が遅れ、資金調達だけが繰り返される場合は、元資料でいう「価値消費型」に近づきます。
| 記録するもの | 問い |
|---|---|
| 資金調達 | いくら、何のために調達したか |
| 希薄化率 | 既存株主への影響はどの程度か |
| ランウェイ | どこまで時間を確保したか |
| 次のイベント | 導出・提携・M&A・治験進展のどれか |
| 実際の成果 | 資金が事業価値へ変換されたか |