SOCIAL RADAR / BASIC CONCEPT

Social Vol_ratio

社会の中で、あるテーマの情報量が「普段と比べて、どれくらい増えているか」を観測するための試験的な指標です。

株価が動く前に出来高が増えることがある。
では、社会が大きく動く前にも「社会の出来高」が増えるのではないか。

01|Social Vol_ratioとは?

Social Vol_ratio(ソーシャル・ボリューム・レシオ)は、SOCIAL RADARの研究過程で設定した独自の観測概念です。一般に確立された経済指標や公的統計の名称ではありません。

目的は未来を断定することではなく、「普段と違う情報の動きが始まった場所」を早く発見することです。

Social Vol_ratio = 直近の関連情報量 ÷ 平常時の関連情報量

02|たとえば石油なら

ある産油地域で「石油開発への反対」「新しい規制」「掘削許可」などの情報が、普段は週20件だったとします。

情報量Social Vol_ratio見方
20件1.0平常
30件1.5少し増加
40件2.0要調査
60件3.0異常観測

※1.5、2.0、3.0は研究用の仮置き基準です。実データを蓄積して妥当性を検証します。

03|数字の読み方

1.0
平常

通常観測を続ける。

1.5
変化

小さな変化がないか確認。

2.0
要調査

政策・投資などを調べる。

3.0+
異常観測

実体変化を優先的に検証。

04|「3.0だから原油が上がる」ではない

ここが重要です。
Social Vol_ratioが高いことは「原油価格が上がる」「供給が減る」という意味ではありません。その地域・テーマで普段と違う情報活動が起きていることを知らせる警報です。

警報が出たら「なぜ増えたのか」を調べます。

情報量↑→なぜ?→政策?→投資?→掘削?→将来産出能力?→日本への到達量?

05|100件のSNSより「政府の1件」が重要な場合もある

単純な件数だけでは判断できません。住民やSNSの反対投稿100件と、政府による「新規油田の許可停止」という公式発表1件では、後者の方が将来の産出能力に大きく影響する可能性があります。

要素見るポイント
情報量普段より何倍増えたか
情報源政府、規制当局、企業、金融機関、住民、SNS
方向開発促進か、開発抑制か
増加速度緩やかな増加か、突然の急増か
実体確認投資、許認可、リグ、設備に変化が出たか

06|株式の「出来高」と似ている

株価がまだ大きく動いていないのに出来高だけ突然増えれば、「何か起きているのではないか」と調べます。SOCIAL RADARでは、その発想を社会情報へ持ち込みます。

Social Vol_ratioは「答え」ではない。
調べるべき場所を見つけるセンサーである。

07|石油で本当に知りたいこと

社会の出来高→政策・規制→設備投資→新規油田・掘削→将来産出能力→日本に届く原油

08|研究ルール

観測日、数値、増加理由の仮説、反証条件、その後の実体変化をFlight Logへ残し、3か月後・6か月後・1年後に答え合わせします。外れた場合も削除せず、何が先行指標として使えるのかを検証します。

09|一言でいうと

「社会で、いつもと違う量の情報が動き始めたぞ」
と知らせる早期警戒センサー。

それが、SOCIAL RADARで試験運用するSocial Vol_ratioです。